「悠久のマヤ遺跡! 歴史への道しるべを辿る」(2)
12月 23rd, 2013さて、無事にひとつ目のクエスチョンが終わりました「灘区 摩耶ふしぎ発見」。ひきつづき、摩耶古道前半のミステリーを探っていきましょう!
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最初のミステリーポイント「高尾大明神」を過ぎました。平坦な道を歩いていきましょう。
ここは、今から88年前、摩耶ケーブルが始まった翌年に建てられた山上宿泊施設の跡だ。当時、大正15年7月22日付けの神戸新聞には「摩耶仙境に新築開業したる/瀟洒なる建築に完備せる客室」との見出しで、地下室を合わせ3階建ての洋館を表現している。山道両側の建物と基礎部分とは地下通路でつながり、敷地横の丘には釜風呂も用意されていた。後に結核患者の療養所としても使われたが、今ではマヤ遺跡群の一部として静かに時を刻んでいる。
こんなところにもリゾート施設があったとはビックリ。摩耶花壇からケーブル駅までの道沿いは桜の名所としても親しまれていたんですって。それで「花壇」か、おしゃれなネーミング。ピンク色のトンネルをくぐりながらのお参り、きっと皆さん晴れやかな気分だったでしょうね〜!
先を進みましょう。おっと見晴らしのよいところに!神戸の中心部が一望できます。
これまた怪しい土台のようなものが残されていますね。
ひょっとして、これもマヤ遺跡!?
そのとおり、ここもマヤ遺跡。虹の駅からの道と上野道との合流地点だが、ここにはその昔、「アメヤ」という茶店があった。なかでもユニークなのが「ネコのフン」という名物菓子。芋あめの中に煎った大豆が混ぜられ、その様子から名付けられ、かの文豪泉鏡花も好んで賞味したという。ほかにもおはぎ、ぜんざい、きなこ餅などを取り揃え、道をゆく人びとの甘味どころとして賑わったことだろう。
へーぇ、そういえば足元をみてみると、
当時の柱のような木材がベンチになっていたり。
あとこれ、もしかして
お店で使われていたおぼんでしょうか!?
このあたりでは、前回でご紹介した「丁石」がポツポツと立っていますね。三、四、あと五はなぜか、虹の駅から登ってすぐに落ちていました。そろそろ平坦な道は終わり、いよいよ本格的な登りが始まりそうです。が、ちょっと待ってください。
すごい古そう、4つある角のうち、
ちょうど対角にある2つが折れてしまっています。
またもやマヤ遺跡の予感…!!
これは「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」という。元々はお経を納めるために建立された仏教の塔である。奥の谷筋には水汲み場があり、旧天上寺への山道を静かに見守っている。
中心部分の各面には、
インド由来の仏教文字「梵字」が1文字ずつ刻まれていますね。
いったいどんな意味があるのかな!?
宝篋印塔に見守られながら登り道をあがっていきます。
今回のミステリーポイントまで、あと少しのところまできていますよー。
着きました!
ここはわかりやすくカタカナで名前が書いてありますね。なになに…
そうなんです、先ほど通ったネコのフンのお店、
「アメヤ」の上のほうのお店なんです!
ちょうど旧天上寺の山門の手前、ここもお参りの皆さんが
腰をおろして休む場所だったんですね。
それではここで、このアメヤに関するクエスチョンです。
目印にもなっている、「アメヤ」と書かれたコンクリートの台。
これは実は水槽で、上の台の部分に湧き水を溜め、
ある飲み物を冷やしていたといいます。
それは夏になると、
日本人の多くが懐かしみながら飲みたくなる飲み物なのですが、
それではこのある飲み物とは、一体なんでしょうか!?
(テレレレテレレレテレレレテレレレレ〜♪)
それでは答えをごらんいただきましょう。
ちょっとアメヤ跡の敷地内にお邪魔します。
おっとなにやら地面でキラキラ光ってますね。ガラスでしょうか。
ということで、皆さんもうお分かりですね。
正解は、「ラムネ」、でした!!
ラムネのほかにも、サイダーや果物が山水に冷やされ売られていた。また風流な「添水(そうず)」、竹筒と湧き水を使って音を出すししおどしのようなものもおかれ、参拝客はここで喉や耳をうるおしていったことだろう。
というわけで正解は、「ラムネ」、でした!
(テーレッテーー♪)
正解者の皆さまには、摩耶ビューテラス702内「モンテ702」で絶賛発売中の、
ほっしーくん人形をご紹介します!
なお不正解の皆さまは、ボッシュートとさせていただきます。
(テレッテレッシュルルルル〜♪)
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さて、これで前半のミステリーが終了しました。
CMのあとはミステリーハンティングも後半。
いよいよマヤ遺跡最大の謎、
旧天上寺の史跡へと迫って参ります!
(この〜きなんのき摩耶の大杉〜♪)