摩耶山天上寺 宝物展の巻
10月 26th, 2013摩耶山天上寺 宝物展 -江戸絵画名品展-
このパンフレットの右下には拝観料・まやビューラインの割引がこっそりと提供されています。
期間:10月26(土)~11月10日(日)
展示:午前10時~午後4時
摩耶山天上寺http://www.mayasan-tenjoji.jp/で宝物展:ほうもつてん、と読むのが正しいのですが、なんだかおたからもの展という感じでした。
天上寺につくと今年完成した石庭があり、本坊の玄関をあがると受付があります。そして廊下を歩いて金輪堂を通り過ぎて行き止まりに書院。中に入ると、
本当は撮影できないところ、マヤログ用に撮影許可を頂きました。
こんな感じの空間がおたからものお軸(修復に一年の月日が費やされたそうです)が壁にずらっと飾られていますが、なぜか心が落ち着くのです。
写真には写っていませんが、テーブルの上にお軸の見方(拝観の仕方)の丁寧な説明書きがありました。正座で心を静めて見上げるように拝観をすることが大切だそうです。美術館は、座ってゆっくりと観るということができないので、「ゆっくりじっくり」がとても贅沢なヒトトキになり、嬉しかったです。
作品一つ一つに歴史と話があり、今日はたまたま説明をして下さる方が複数いらしてとてもラッキーでした。説明は、芸術家の説明であったり、その描かれたときの状況の話であったり、描かれた人物についての説明であったりと。この様に人から教えて頂けると、作品との距離がぐっと近くになる気がして、より作品を観れることの感謝の気持ちが湧いてきました。
富士山の描かれたお軸、狩人の恰好をした神様と黒い犬と白い犬の描かれたお軸、そして大きなお軸3枚セットの作品の話が印象に残っています。富士山は、ただ絵をみて好きだと感じ、狩人のお軸は、神様が様々な姿で現れるというポイントとそして高野山では白い犬と黒い犬を飼っている人が多いという話。そして最後の大きなお軸の絵のトラが猫のように人に親しんでいる様子とただ座禅だけが修業ではなくふつうの作業をしながら生きている大物の存在についての話が心に響きました。もっとお軸についての話を聴いていたかったのですが時間がなくって・・・それでもとても満足したひと時を過ごせました。もう一度、もっとゆっくりとおたからものを観にこようと思います。
そして瞳も心も満足したあとに私を迎えてくれた物。それはコチラです。
じゃじゃ~~ん。暖かいお抹茶&お菓子です。
お菓子をあけるとこんな感じ。そして、ここだけの話ですが、お湯に溶かすと葛湯になるそうです♪♪素敵な印の入ったお菓子、食べるのがもったいないという気がしました。
さて、宝物展の素晴らしいところ
☆近距離で作品を直に観ることができる(触れないでネ)
☆座って好きなだけずーっとお軸を眺めていられる雰囲気
☆芸術品が、天上寺というパワースポットの中で観れる
☆美味しいお抹茶とお菓子を頂ける
芸術の秋は、天上寺のこの宝物展で幕明けでお楽しみ下さい☆
10月30日には、自然の家で第22回摩耶山俳句大会が開催されます♪言葉の芸術も摩耶山で繰り広げられます。
そしてあと2週間、くる11月9日(土)には、掬星台でhttp://mayasan.jp/rucksackgallery/ 摩耶山リュックサックギャラリーが開催されます♪
お楽しみに♪
そして、そして江戸絵画と名付けられた展示会、次回はなに時代、またはどんなおたからものシリーズが天上寺でお目見えするのでしょうか?!?