摩耶山ブログマヤログ

秘技、虎ひしぎ!!“THE・達人”甲野善紀先生が摩耶山にご来灘の巻。

4月 10th, 2014

さて、このように大盛況におわりました「摩耶山で達人と一緒にはじめての登山&まき割り 火おこし&おにぎり体験」3月21日)でしたが、あとおひとり、TATSUJIN of TATSUJINであらせられる達人のご紹介がまだでしたね。お待たせいたしました、それではご紹介いたしましょう。

身体使いの達人、甲野善紀先生ですッッッ!!!!!!

IMGP7123/ ザッ… \


ごらんいただけるとおり、当日は雪が降るなかのSTARTだったわけですが、先生の出で立ちはまさに達人。なお終始履かれていたのは地下足袋のようなものでした。

 

さて最初に甲野先生へ注目が集まったのは旧天上寺へとつづく悠久の石段。その登り方として甲野先生が披露したのは足さばきかと思いきや……

IMGP7147/ ガギッ \

この指づかい。えっ?動かすのは足なのに、なぜ指なのか、ですって??NO NO、考え方を根本的に変えなければなりませんよ。人は、爪先から指先、頭の先まで使って動くことこそ、身体の理にかなうことができるのですから。
先生、この指づかいで手を固定したまま…

 

IMGP7145/ ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ \

まるで、いや、なんとも形容しがたい、しかしSMOOTHな美しい動きで駆け上がっていく甲野氏。
もう100人みんなが「( Д ) ゚ ゚」状態。この動き、この指さばきこそ、甲野氏が古来の叡智より現代に蘇らせた秘技「虎ひしぎ」です。言葉で説明しますと、「内に回そうとする親指の動きと、それに逆らい外に引っ張る人差し指の動きが均衡する状態」になります。…ええと、実際にIMAGEをつかんでいただくには、甲野先生のご本なりDVDからどうぞ。

この「虎ひしぎ」によって何が起こるのかというと、重心が安定し、より無駄なく身体をうごかすことができるようになります。結果として、たとえば山道で使えば登りや下りでの負担を改善できるようになるのです(UKEURI)。

つぎに甲野先生の見せ場となったのは、薪割りでのこと。LUMBER JACKS加古川の皆さんと、なにやら技術交流がおこなわれた模様で、伝説の“最速の薪割り”が披露されたのでした!!ここから連続写真で、どうぞ。

IMGP7311 IMGP7310 IMGP7309/ スコーン!! \
※背景の角度や様子が異なるのはお察しください。

IMGP7221/ ザァッ… \


うーむ美しい・・・極められた動作とはじつに美しいものなのだということを、この画像から少しでも皆さんにもお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

さて、以上のように参加者の熱い視線をあつめた甲野先生でした。が、まだ終わりではありません。。。

 

イベント終了後、宿泊希望者を対象に、夜の特別講習が開かれていたのです!!!!

こちらは自然の家にて完全クローズドでおこなわれたため、内容を詳しくお伝えすることは控えさせていただきます。しかし、何もお見せしなくては、どうしても外せない理由で参加できなかった方に申し訳が立たない…。ということで、特別に1枚だけ、撮って出しをご覧にいれましょう_。

 

 

 

 

 

 

IMGP7368/ ズザアァァァッッ!!!! \

以上、摩耶山にご来灘された

甲野善紀先生のレポートでした。

 

またのお越しを、

心よりお待ち申し上げます!!

 

〜完〜

いざ、これより開かれし摩耶山の春!@摩耶詣スコールレポート

4月 7th, 2014

去る3月30日・・・といえば。

そう!年に一度しか行われない超ビッグな歴史ある大イベント「摩耶詣」の開催日でした!
摩耶詣は元来「馬(家畜の代表)の息災と一家の無事繁栄を祈願し厄払いをして頂く奇祭」であったそうですが、今では「摩耶山の春の山開き」の儀も兼ねられております。
一年に、たったの一度しか、いらしては下さらない…あゝなんていじらしい。
それこそが春!ということで、年に一度なのも納得です。
そして年に一度だからこそ!式典は迫力を増す訳です!

六甲山牧場からお馬たちが駆けつけ東は天上寺から西は掬星台まで!道すがら繰り広げられる大パレード、漢たちのだんじり囃子、煙モクモク柴灯護摩供!!とそれはそれは催し大満載の華やかなお祭りなのであります。

うららかに野曳き山越え摩耶参 ~吉田笠雨~

摩耶詣についての詳しい情報は過去記事のこちらをどうぞ↓
https://www.mayasan.jp/mayalog/?p=2098 

 

・・・のはずが。

高鳴る興奮を抑えきれず期待と期待だけで迎えた当日、街は雨。
摩耶山上ももちろん雨。広がる世界はホワイトアウト。
山上バスは降雨による冠水により行く手を阻まれ・・・。

 

しかし、そんな悪天候など露知らず!

しばし小規模にはなってしまいましたが、無事に開催されました!
お恥ずかしながらわたくし今年が初摩耶詣でしたもので、うららかな摩耶詣未体験の身としましては、雨が降ろうが風が強かろうが開催スペースがまさかの掬星台の東屋オンリーであろうが見たことのない奇祭っぷりに終始圧倒されまくりでした。

 

いやぁ、素晴らしい儀でありました。

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六甲山牧場から参加予定だった木曽馬さんとミニチュアホース君は残念ながら欠席となってしまいまいたが、、、
森林植物園からスペシャルなゲストが来て下さいました!!

IMGP7475

「かっこいい顔してるだろ?ウソみたいだろ?
全部植物で出来てるんだぜ。おれ」

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菜の花と摩耶昆布がお供えされ、お囃子と読経が響き渡る掬星台東屋。
ここでもう一度復唱しておこう。
そう、ここは、掬星台東屋!

IMGP7555

そして最後は、摩耶詣名物・摩耶鍋と摩耶昆布を皆で美味しく頂いたのでした。

————-FIN————–

摩耶山には龍神様がいらっしゃるとお聞きしていますが、水の神・龍神様は大そうお喜びであったに違いない。この雨だもの。

 

 

4月29日に登山道をきれいに! まや山クリーンハイキング

4月 2nd, 2014

P1090467

春がやってきました!摩耶山でハイキングをするのに絶好の季節の到来です。ハイキングをする方も日に日に増えて、摩耶山もにぎやかになることでしょう。暖かな日差しと緑あふれる登山道、そして、掬星台から見渡す神戸の街並み…どうですか? 皆さんも摩耶山でハイキングしてみたくありませんか?

そこで、ご家族やお友達と一緒に、春の摩耶山を楽しみながら、登山道もきれいにお掃除してしまおう!というイベントが、「まや山クリーンハイキング」です。

王子スタジアムを出発し、「青谷道」と「上野道」の2コースに分かれてごみを拾いながら掬星台を目指します。ゴールの掬星台では、なんと参加者全員に当たる(はずれなし!)お楽しみ抽選会もあります!

お申し込みの締め切りは、4月18日必着です。春の摩耶山を遠足気分で楽しめるチャンスです。お申し込みは、お早めに!

昨年のまや山クリーンハイキング1

 

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開催日:4月29日(火・祝)8:45集合 12時頃現地解散

※雨天、強風の場合中止。

※現在、摩耶ロープウェーが休止中のため、解散後は徒歩+摩耶ケーブルまたは路線バス(六甲ケーブル行・阪急六甲行)をご利用ください。

申込み:往復ハガキで、1.住所 2.代表者氏名(ふりがな) 3.電話番号(携帯番号、ない場合は自宅番号) 4.参加希望者全員の氏名(ふりがな、児童の場合は学年も)を記入の上、下記まで

※4月18日(金)必着(募集200名、応募者多数の場合は抽選)

※小学生以下は必ず保護者同伴でご参加ください。

※登山道を2時間半程度歩きます。バギーの必要なお子様はご遠慮願います。

連絡先:〒657-8570

(住所不要)灘区役所総務課内

摩耶山を守ろう会事務局「まや山クリーンハイキング」係

電話 078-843-7001(内線204)

まや山クリーンハイキングちらし

 

旨い!でつながる、山のクッキング教室

3月 31st, 2014

送迎付き山上絶景BBQが1,000円という破格の参加費のイベント。

それは、
「第9期 灘大学 山のクッキング教室」(3/29土 開催)!

 

BBQといえば、炭火でお肉を焼いて食べる、焼いて食べる、そんなイメージかもしれませんが、灘大学では「山のクッキング教室」ということで、火のおこし方や炭の配置から始まり、食材ごとの焼き方やBBQのレシピ紹介まで、さらに奥深いBBQを体験!

講師は、淡路島BBQ協会代表の増田さん。
肉を焼くだけじゃあないBBQの極意、伝えていただきました!

丸いフタ付きBBQコンロは実に多彩な料理法ができる道具!

丸いフタ付きBBQコンロは実に多彩な料理法ができる道具!

 

BBQって実はコース料理もあったりします。
世界のBBQ調理はとっても多彩。
今回もお肉はもちろんですが、それ以外にもいろんなものが登場しました。

BBQ料理の1つ「ビア缶チキン」は、缶に肉詰めして焼く…のではなく、チキンにビール缶が挿してあるのです!ビールの炭酸などで肉が柔らかく美味しくなります〜

BBQ料理の1つ「ビア缶チキン」は、缶に肉詰めして焼く…のではなく、チキンにビール缶が挿してあるのです!ビールの炭酸などで肉が柔らかく美味しくなります〜

ところでBBQで大切なのは何?
「炭?」「食材?」

実は「コミュニケーション」なのです。

みんなで協力して火をおこす、焼いたお肉をみんなに切り分ける、子どもも参加してマシュマロ焼き、みんなでおしゃべりしながら楽しく作り上げていくのがBBQのポイント!

美味しいモノを食べて、みんな仲良くなっちゃう、それがBBQです♪

炭火が穏やかになってきたらマシュマロタイム。この時は隣の人との距離がぐっと縮まります♪

炭火が穏やかになってきたらマシュマロタイム。この時は隣の人との距離がぐっと縮まります♪

風が強くて少し寒かったのですが、そんなことにはおかまいなく、参加者の輪には笑顔があふれて会話が弾みました!

身体を空けて待った甲斐!!達人たち摩耶山に来るの巻。

3月 30th, 2014

3月21日、mayasan.jp史上最大規模となるイベント、「摩耶山で達人と一緒にはじめての登山&まき割り 火おこし&おにぎり体験」がおこなわれました。かつて修験道の達人である天狗が駈けたこの山に、現代における達人たちがあつまり、長年にわたって培われた叡智をおすそ分けするべく集結されました。
100人にも達する参加者があつまり、タイトルどおり盛りだくさんな内容も相まり、まさにモンスター級となった今回。くわしい様子は参加された方だけのお楽しみ!ということで、あらためて達人の皆さんをご紹介いたしましょう。

 

(1)摩耶山の達人_慈憲一氏

IMGP7119お一人目は、灘区を知り尽くした町あそびの達人、慈憲一(通称naddist)氏です。今回の舞台である摩耶山も、言って見れば庭園のようなもの!山道の楽しい歩き方を皆さんに伝授されました。
いつもエネルギッシュで周りを巻き込んでいくことに定評がある慈氏ですが、この日はどちらかというとフリーダムな子ども達に巻き込まれ気味!なかなかめずらしい状況になっておりましたよ。

 

(2)火おこしの達人_野元浩二氏

IMGP7234おつぎにご紹介しますのは、長崎県は佐世保よりお越しの野元浩二氏。今回は火おこしの達人として、子どもたちに火付けのコツを伝授されました。またニホンミツバチの生態系を守る「ミツバチたすけ隊」としても、精力的に活動されています。
関西弁神戸弁とはまたちがう独特な、それでいて親しみやすい言葉で軽快に話され、たいへん和やかな雰囲気でした!この日は野元さんの指導史上最年少という、小学一年生の子が火おこしを達成しました。拍手!

 

(3)まき割りの達人_ランバージャックス加古川

IMGP7280さらにまき割りの達人を任されたのは、“まき割り結社”ランバージャックス加古川の皆さんでした。加古川市から全国へ、「自然と人間をつなぐ」をモットーに活動していらっしゃいます。
実際にまき割りを指導していただいたのですが、ラクできれいに割るためには全身で斧をつかわなければなりません。まさに、爪先から頭のうえの髪の毛いっぽんまで、連動させるように振り下ろします。パカン、パカンと。あとストレス解消にはかなり効きそうでした、こんにゃろっ♡(パカン☆)

 

(4)おにぎりの達人?_湯川カナ氏

IMGP7324起こした火と、割った薪をつかい、お米を炊いておにぎりをつくりました。皆さんをひっぱったのは、おにぎりの!というより、“毎日をラテンにする”達人、湯川カナ氏でした。
今回のイベントの主催であるリベルタ学舎の代表でいらっしゃる湯川氏。この機会に各界の達人が会したのも、湯川氏のラテンパワーあってこそなのです。みんなで登って起こして割ってつくったおにぎりの味は格別!この日の大成功を物語る、とびきりの三角形でした。

 

以上、「摩耶山で達人と一緒にはじめての登山&まき割り 火おこし&おにぎり体験」で集まられた達人のみなさんを、駆け足でご紹介してまいりました。またいつか、摩耶山でふたたび相見えることを願って。ごきげんよう!!

 

 

…ん?いかがされましたか、その物足りなさそうな表情は?

_フフフ、わかっておりますとも。
そう、あの達人のご紹介が残っているではありませんか。

それではご紹介いたしましょう。

身体づかいの達人、

甲野善紀先生ですッッ!!!!

(待たれよ次回)