日本全国のふしぎなお祭、いわゆる“奇祭”が注目されている昨今。
ここ摩耶山にも、れっきとした“奇祭”が存在することを、皆さんはご存知だろうか_
摩耶詣 2014
-馬が詣でる奇祭-
3.30、祭の火蓋が切って落とされる。
煽りはほどほどに、気になるお祭りの見どころを一挙ご紹介!!
まずは「摩耶詣で厄を払われたお馬のパレード」。
そもそもなんでお馬さんなのか。理由は江戸時代までさかのぼります。
旧暦2月、初午(うま)の日。近郷の人びとが、飼い馬の息災を願い、馬を連れて天上寺に参拝しました。そこで馬に花かんざしを馬に飾り、土産に摩耶昆布を持って帰るというヘンなめずらしい風習があったのだそうです。
さかのぼって現在。皆さんにおうちで飼われてるお馬さんを連れてきてもらう…わけにもいかないので、六甲山牧場より木曽馬さんとミニチュアホースさんに詣でていただきます!現場では大人気キャラしゅげんくんが迎え撃ちお出迎え、これでお宅のお子さんも大喜び間違いなし!!
つぎに「摩耶修験回峰行者による柴灯護摩供」。
山の安全と世界の平和を祈り(マヤレンジャーも顔が立たない!)、行者さん達が国立公園公認・最大級となる託し上げをおこないます。一家そろって無病息災だッ!!
ちなみにこの行事、単なるスーパー煙モクモクカーニバルではなく、摩耶山の春の山開き宣言としての顔も持っているのですね。\ 立 春 /
そして恒例となった「摩耶鍋販売」があります!
…ヤミではありません、失礼な。あの摩耶観光ホテル(マヤカン)や、オテル・ド・摩耶の前身である摩耶ロッジで名物料理だった摩耶鍋が、忠実に再現されて振る舞われるのです。灘五郷に由来する酒粕汁となっており、皆のからだとおなかが温まること間違いなし、消費税改訂前の今年がチャンスッッ!!
以上、異常なテンションでお伝えしてきました摩耶詣の見どころですが、ほかにも「春を呼ぶだんじり囃子の演奏」や「摩耶山のお土産・縁起物の即売」など、お祭りとして家族のみなさんで楽しめることうけあいです。ただいま摩耶ロープウェーが運休中につき交通手段がご不便かと思いますが…
歩いたらええねん☆登ったったらええねん☆
♪みんなでわいわい摩耶詣♪
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摩耶詣
-馬が詣でる奇祭-
11:00〜 摩耶詣・御供会(天上寺)
●閼伽御供(あかごくう)
お釈迦様の産湯に使われたという伝説がある産湯の井より閼伽水をくんでお供えする儀式
●菜の花御供(なのはなごくう)
摩耶詣にゆかりの深い菜の花をお供えする儀式
●御馬詣(おんまもうで)
馬が金堂で花かんざしをさずけてもらう儀式
今年は右の写真のミニチュアホースが参加します。
●本尊供(ほんぞんく)
牛や馬の厄除をしたのにちなんで、ペットなど全ての生き物に感謝し無病息災を祈願する法会
※まやビューラインはペットも一緒にご乗車できます。(ケージ等はご用意ください)
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11:30〜 春山開き(掬星台)
●摩耶詣で厄を払われたお馬のパレード
花かんざしで飾られた六甲山牧場の木曽馬とミニチュアホースが山伏を先頭に天上寺から掬星台まで行進
●春を呼ぶだんじり囃子の演奏
―五毛御燈会・上野宮西会・篠原中老会―
●摩耶修験回峰行者による柴燈護摩供
摩耶山の春の山開き
●摩耶鍋販売
旧摩耶観光ホテルや摩耶ロッジの名物料理摩耶鍋が復活。灘五郷にちなんだ酒粕汁(限定200食)
問合せ:078-861-2684(摩耶山観光文化協会事務局 天上寺内)