杉の葉は命を掬う
木曜日, 7月 11th, 2013かわいそう。 の言葉だけじゃ 命は救えないから_
掬ってみました。
現場は掬星台から歩いて5分にある紫陽花池。
このまえお伝えしたとおり、見ごろの紫陽花に囲まれながらモリアオガエルの卵が孵化している最中ですが、そんななかで悲劇が。
ちょうど遊歩道の上についていた卵がそのまま落下し、おたまじゃくしが道の上をピチピチ・・・このままでは子ども達の命があぶない・・・いざ救命作戦の決行です。
まず、すでに孵化したおたまじゃくしを、一匹ずつ杉の葉で掬って池に落としていくことに。水に入ったとたんに元気よく泳いでいく子が多かった反面、残念ながら弱りきった子も何匹か。合掌。。。
また、道の上にまだかかっている卵は、ついた枝ごと安全な水の上へ移動しました。これできっとだいじょうぶ。
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自然の摂理を破ることなく、ひとつでも多くの命を掬って救う。摩耶山でまたひとつ、生物のかきねを越えたドラマが生まれた瞬間でした。
〜後日談〜
数日後、水面の上に移動した枝を確認したところ、卵の泡がなくなっていました。池の水も引いており、自然とのコミュニケーションが成立したような気分。