摩耶山ブログマヤログ

Archive for the ‘自然’ Category

「悠久のマヤ遺跡! 歴史への道しるべを辿る」(3)

日曜日, 2月 9th, 2014

摩耶ふしぎ発見ロゴ

 

さて、2つ目のクエスチョンが終わりました「灘区 摩耶ふしぎ発見!」
ここから番組は後半。
いよいよマヤ遺跡群の中心、旧天上寺の跡へと足を踏み入れていきます。

それではまいりましょう。摩耶、ふしぎ、発見!

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アメヤ跡で一呼吸おきました。
それではさっそく、旧天上寺の境内へ入っていきましょう!

 

IMGP6279と、あらら。

現在、落石のおそれによりこちらからの入口は止められており、
迂回路から登っていかなければなりませんのでご注意ください。

う〜ん残念!なにしろこの先には立派な仁王門が仁王立ちしているのですから!

 

DSCN6642 この仁王門、建てられたのは江戸時代の後期とされている。
傘の骨組みのように組まれた扇垂木の屋根が特徴で、
かつては名前の通り仁王さんの像が立っていた。
その仁王像、現在は天上寺の金色堂に収められている。

 

IMG_7989ということで、ここから迂回路に入っていきます。以前にくらべて若干遠まわりとなっているこのルートですが、地面がやわらかで、ハイカーの中では歩きやすいと評判なんです。

 

IMGP6335このあたりでは、木から駆け下りるリスやせっせと幹を削るキツツキの仲間コゲラなど、ゆかいな野生動物がよく確認されています。
そして夜になれば暗闇のなかからフクロウの鳴き声も聞こえ、また違った表情をみせてくれるんです。
もちろんイノシシにも出会うことがありますよ。
※餌を与えたり、むやみに刺激しないでください。

 

IMGP6337 まるで天然のゴムのように弾力ある道も、旧天上寺の石段と合流するあたりでは、
じょじょにマヤ遺跡としての顔が浮かび上がってきました!
がぜんミステリーハンティング感が高まりますねー。

 

IMGP6344 迂回路を抜けました!とはいえのこりの階段もなかなかのもの。
さぁ、レッツ・ヒーコラヒーコラ!
一番下からかぞえて300段を超えるこの石段。
かつては国を代表する陸上選手が鍛錬をつみ、
今でも運動部員の高校生が汗をながすアスリート御用達の傾斜なんですね。
はぁ、はやくも、ちょっと、息ぎれ、してきました、ふぅ。

 

IMGP6352 おっと、なんでしょうか、終わりが見え始めたころ、左に逸れて、趣ぶかい空間が、広がっているでは、ありませんか。
さすが「天空の寺テンジョージ」、日本のアニメ界を代表するスタジオ作品をほうふつとさせる雄大さですね。立っている標識をみますと、なになに「摩耶の大杉さん」…?大杉さんという方がいらっしゃるのでしょうか、ちょっと話を伺いに…

 

IMGP6295 …あらっ?

IMGP6297 あららららっ!?

 

IMGP6298 なんと、人ではなく文字どおりの大杉が立っていました!
幹周りは8メートルにもなるでしょうか、
ちょっとこれは圧倒されてしまいますね〜。

 

IMGP6316200年ほど前、摩耶山で大水害がおこった。
そのとき、ある大きな杉が奇跡的に残った。
それがこの大杉さんである。
現在では枯れてしまったものの、
訪れる者に生命の力を教え続けている。

 

IMGP6305特に囲われているわけでもなく、ただただここに立っている大杉さん。
おもわずその木肌に触れ、1000年という時の重みと親しみやすさに想いを馳せつつ_

 

やっぱり階段はつづきます!まだ残ってました、あと一息、頑張りましょうっ!!

ぜはぜは、はひーっ、着きました、ここが、待ちに待った、マヤ遺跡最大の謎…

 

IMG_7311
旧天上寺の史跡公園です!!
(季節が変わっているのはお察しください)

 

IMG_7312 ごらんください、この景色!
遥か紀伊半島までを見渡せるこの大パノラマはもちろん、
天候の移り変わりによって山の自然を体感できることも大きな魅力。
濃霧が訪れれば「神戸のマチュピチュ」と形容される幻想的な表情をみせ、
冬場には広場一面の銀世界
そして空気の澄んでいるこの季節、夜には満天の星空が頭の上を取り囲んでくれます。

 

IMGP6474 ここにあった旧天上寺は、今から35年ほど前に火事により焼失してしまったが、
現在では整備が施され、風通しのよい公園として人びとに安らぎを与えている。
当時の状況を伝える数少ない証拠に、西側の林には焦げ落ちた木の幹が
そのままの状態で残っている。

 

さぁマヤ遺跡の中心である旧天上寺を踏破し、
いよいよ山頂に向かってラストスパートをかけて参りましょう!!

 

 

…あっ忘れてました。そうそう、こ・こ・で・クエスチョンです!!

旧天上寺が焼失されたのは1976年。
この年、ある国民的な番組がスタートしています。
この番組、現在でもなお放送されており、
「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」としてギネスブックに認定、

またその司会者の方は、かの有名な別番組で
幾度となるパーフェクト賞を達成されています。

それでは、この国民的長寿番組とは、いったい何でしょうか!?
(テレレレテレレレテレレレテレレレレ〜♪)

 

 

さて正解は…
そう、皆さんご存知ですよね?

 

今回はお読みの皆さんご正解ということで、
ひきつづき!摩耶ビューテラス702
「モンテ702」で絶賛発売中のマスコット人形より、
「こゆっきー」をご紹介します!
IMGP6566 (テーレッテーー♪)

 

 

さぁーて次回がとうとうラスト・ミステリー。
摩耶山の山頂を目指し、マヤ遺跡の伝説へと迫ってまいります!!
(この〜きなんのき摩耶の大杉〜♪)

晩秋のスクープ!シェール槍からの紅葉を激写せよ!!

土曜日, 11月 23rd, 2013

IMGP5751
秋も深まり、木々の葉が紅く染まりはじめる頃。取材班(1人)に、とある情報筋から極秘の情報が寄せられた。
この季節、摩耶山の紅葉を楽しむために絶好なロケーションがあるという。その名は、シェール槍_。

 

報せを受けた取材班(1人)は、さっそく情報の真偽を確かめるべく「シェール槍」へと向かった。

 

シェール槍は、穂高湖のちかくに位置しているという。
ひっかかるのはもちろん、その名称だ。まさか湖のほとりにシェールさんの槍が刺さっているとでもいうのか。
いやまて、そもそもシェールさんとは一体何者なのか・・・

おっとしまった、危うく情報に踊らされてしまうところだった。とにかく行って確かめてみるしかない。話はそれからだ。

IMGP5452 そんな想いを逡巡(しゅんじゅん)させながら、我々取材班(1人)は穂高湖への入口に到着した。

 

IMGP5453 すこし歩くと、さっそく運命の分かれ道がお出ましだ。しかも二つ続く。どっちに行けばシェール槍に近づける、右か、左か_

真ん中を進んでみましょう。

IMGP5759IMGP5456 そのうち「穂高橋」に差し掛かった。右手には治水設備が大きく口を開ける。いよいよあのシェール槍に近づいてきた証とでもいうのだろうか_
おっと左にも広めの道があるぞ。ちょっとのぞいてみよう…

 

IMGP5773IMGP5772IMGP5771 綺麗だ…。おもわず顔がニヤけてしまうほど、心地良い秋の風景がそこには広がっていた。
ここのベンチに腰掛けて、陽が落ちきるまで大切な人と大切なひとときを・・・

などという想像も取材班(ひとり)には広げる余地がなく、ひきつづきシェール槍を目指し右手へ。

すると…

IMGP5459 あった、「シェール槍」の標識が!!
「あと10分」と示された矢印の先は・・・んん?

IMGP5779 IMGP5780 岩崖なのですが・・・。

いや、ここまで来たのだ、挑戦しなければ苦労してきた甲斐がない!!

というわけで、ガッシガッシ…IMGP5463

ガッシガッシ…IMGP5467

ガッsさすがは秘密のスポット。切り立った岩壁が行く手を阻む。このままではせっかく新調した登山靴が台無しになって_

IMGP5478 着いた。

「あと10分」の標識に違わず、ロッククライミング気分を味わいながらすぐに頂上に到達できた。足下への注意は必要だが、慎重に進めば登ることができる。これがシェール槍の頂。そしてぐるりと見渡せる長大パノラマは_

 

IMGP5802
真っ赤っか♡

…というより、緑の針葉樹林と色づいた広葉樹林とがモザイク状に山々を彩っている。
しばし見とれ、おもわず足下がおろそかになってしまった。
IMGP5795IMGP5496 すばらしい。これはすばらしいロケーションだ。
寄せられた情報は本当だったのだ。よかった。

 

IMGP5814 「シェール槍」という名前の由来だが、その前を通るシェール道は、明治時代に神戸にやってきたドイツ人のシェール氏が愛した道として名づけられている。
そこから伸びた槍のような岩山ということで、「シェール槍」となったのではないだろうか。
シェールさんは実在したのだ。

IMGP5785 このシェール槍が紅葉スポットとしても、また四季折々の山の表情をたのしむためにも格好の場所であることは確かだった。
日が傾きはじめたことを感じながら、私はふたたび登頂することを誓って岩肌をくだりはじめた。

IMGP5832IMGP5539IMGP5828 なおこの季節、穂高湖周辺ではシェール槍方面を中心に秋の摩耶山の紅葉を存分にたのしめる。
シェール槍への入り口は穂高湖周遊路のうえにあるので、行き帰りには穂高湖からの風景もオススメだ。

 

 

IMGP5924穂高湖・シェール槍へは…
掬星台より六甲山牧場方面へ道なりに進むと、15分ほどで穂高湖への入り口に到着します。
表示板に従い進んで穂高橋までまっすぐ、そこから右手に進めばシェール槍への入り口があります。
またシェール槍への入り口を過ぎて進むと穂高湖の周遊路につながります。
周遊路は400メートルほどですが、日没時間が早まっているため、時間に余裕を持ってお越しください。

摩耶のまや~(猫)その2

土曜日, 11月 16th, 2013

最近の摩耶山は、来る度に山化粧がちょこっとずつ変わっています。ロープウェイ乗車時のお客さんから、ブロッコリー見たい!という声を聴きますが、今は透き通っているようなまっから、きれいな黄色、しぶい~い茶色などなど。紅葉の季節、ハイキングが一層楽しめる季節。

今朝は、試運転のロープウェイを下車して階段を上がると、見つけたまや~の親子。親猫には、思いっきりにらまれながら、子猫2匹が穴?から出てきていました。牛模様っぽい子猫たち。

摩耶のまや~たち

 

次回、ロープウェイを下車した後に、建物の下を見てみてにゃ~☆

 

 

明日は、神戸市内はマラソン大会X2そして摩耶ビューテラス「テルモ・ロドリゲス来日 標高702mの試飲会(ワイン)」は、午後3時から午後5時まで開催されます♪

 

☆当日のワイン販売は行っておりません。後日発送となります。

☆飲酒運転防止のため、お車でのご来場はお控えください♪

 

「地図をよむということ」ロゲイニング講座が大成功の巻。

日曜日, 11月 3rd, 2013

ロゲイニング3地図をみるのではなく、よむ。
それはさらに山を楽しむための技術。

前回のニューハレテーピング講座につづき、秋のパフォーマンスアップ講座、第2弾!
ロゲイニング講座が摩耶ビューテラス702でおこなわれました。

ここでみなさんに質問。
「ロゲイニング」って言葉、ご存知でした?

地図とコンパスを用い、指定されたポイントをめぐるスポーツ。
それがロゲイニングです。

また、地図を読む技術は普段の山歩きやトレイルランニングでもたいへん役立ちます。
自分がいま、どちらを向いてどこを歩いているのか。
そして、この先どんな状況が予想できるか。

スムーズに山道をすすむため、そして未然に事故をふせぐため、ロゲイニングはとても大切なスキルでもあるのです。

全日本選手権チャンピオンの田島利佳さん

全日本選手権チャンピオンの田島利佳さん

今回の講座では、日本でもトップクラスの読図技術をお持ちの田島利佳さんを講師に迎え、14名の参加者のみなさんがいっしょになって読図を学びました。

ロゲイニング1まずはテラス内でベーシックな知識を講義。
グループワークも交え、笑顔が絶えない時間でした。
端々に明らかとなる、読図のおもしろさと奥深さ。
ここでは詳しくお伝えできませんが、なかには秋の行楽シーズンにもってこいの読図方も伝授され、みなさん大喜びされていました。

ロゲイニング4崖がちかくにあるから足下が危なそうな道、幅がせまいため通行に注意がいりそうな道、等高線から急なアップダウンが予想される道など。
読図の技術があれば、歩いたことのない山道でも頭のなかでイメージでき、実際に歩くときの大きなアドバンテージとなるでしょう。

ロゲイニング5午前の講義後には、教わった知識をもとに3時間ほど実践山歩き。

ロゲイニング6 ふたたびビューテラスに戻り、フィードバックとまとめをおこなって、無事ロゲイニング講座が終了しました。

いっぽう翌日に「六甲山ロゲイニング2013」を控えた田島さん達は、モンテ702で販売している六甲〜摩耶周辺の地図をひらき、そのまま本番にむけた読図をスタートされていました。
「備えあれば憂いなし」といいますが、物を用意するだけでなく地図を読むということも、山歩きには欠かせない。そしてスピードだけでなく、考えることも大切なロゲイニングというスポーツのおもしろさが伝わる講座でした。

 

 

写真

「ちょっとおもしろくなってきたでしょう、地図!」

当日のイベント概要はこちら

自然観察!歴史散策!摩耶古道ウォーク参加者募集!!

金曜日, 10月 4th, 2013

自然豊かで悠久の歴史を持つ摩耶山。その摩耶山で古くから利用されてきた摩耶古道をガイドさんと一緒に散策する「摩耶古道ウォーク」を開催します。

3コースありますので、各自の体力にあわせてお申し込みください。

日時:平成25年11月17日(日)※雨天時は翌週24日(日)に順延

集合時間:10時30分(解散は各コースとも15時頃予定)

集合場所:掬星台

募集人数:90名(30名×3コース)※先着順です!

参加費:無料(交通費は各自負担、まやビューライン参加者割引あり)

申込方法:下の申込用紙に必要事項を記入の上、郵送・FAX・Eメールで申込

申込締切:平成25年11月8日(金)

コース:自然観察Aコース(約5km) 初心者向けコース

自然観察Bコース(約5km)  初心者~中級者向けコース

歴史散策コース(約2.5km)  紅葉を見ながら歴史散策をするコース

※当日の天候により、コースを変更する場合があります。

主催:兵庫県神戸県民局県民室、山の案内人の会

協力:摩耶山観光文化協会

問合せ:兵庫県神戸県民局県民室環境課

Tel:078-361-8629 Fax:078-361-8589

摩耶古道ウォークチラシ(申込用紙)