摩耶山ブログマヤログ

Archive for the ‘まやビューライン’ Category

「悠久のマヤ遺跡! 歴史への道しるべを辿る」(1)

土曜日, 12月 21st, 2013

摩耶ふしぎ発見ロゴ

神戸市灘区、摩耶山。ここは、一千万ドルの夜景を讃えられる、掬星台からの夜景が全国的に有名な山ですが、そのたもとには、ある重要な遺跡が隠されているんです。その名は「マヤ遺跡」!上野道と呼ばれる古道にそって、かつてのにぎわいを物語る歴史の足跡がいたるところに残されています。

灘区、摩耶山ふしぎ発見。記念すべき第1回目となる今回はこのマヤ遺跡をとりあげ、今なお脈々とつらなる幻の遺跡群をご紹介していきます。最初のクエスチョンは、この古道の入口から始めていきましょう!

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IMGP6131 2 今回のミステリースポットへのメインアクセスとなるのが、まやビューラインの摩耶ケーブル。約5分かけて、標高451メートルの「虹の駅」までをのぼることができます。

 

IMGP6149 さて到着した虹の駅。一見簡素な駅舎のようですが、じつはこの建物、大正時代に開業した当時のものがそのまま使われているんです(改装あり)。建てられた当初は屋上がテラスになっていて、広く眺望を見渡せたんだとか。

 

IMGP6175さて、駅の改札を出て右手にある展望台。ここからはすでに大阪湾方面を広く見渡すことができ、元旦には初日の出を拝むことのできるスポットとしても知られているのですが、ちょっと左手をごらんください。。。

 

IMGP6406 ご存知の方も多いことでしょう。もしかしたらこの遺跡を目当てでやってくる方もいるかも!?そう、廃墟ファンの聖地としても有名な最初のマヤ遺跡、「旧摩耶観光ホテル」ですね(通称「マヤカン」)。

 

IMGP6143このマヤカン、開業したのは昭和5年で、当時の名称は「摩耶山温泉」でした。その後は戦争や台風をのりこえ人びとに愛されてきましたが、現在では立ち入り禁止となり、自然にかえるようにひっそりと眠っています。

IMGP6160さてもうひとつ虹の駅からのパノラマスポットといえば、ケーブル駅から歩いてすぐにありますこちらの展望台。東、ハーバーランド方面の夜景も眺められる絶好の場所になっています。

 

IMGP6162 そして、なんとここも、実はマヤ遺跡群のひとつ。昭和33年に建てられた「百万弗(ドル)展望台」の跡地なんです。最初は木造で屋根のないものでしたが、昭和45年には「千万弗展望台」にパワーアップ。鉄筋コンクリート2階建ての建物は、2階に喫茶店、屋上には展望スペースがあり、より高いところからの景色を楽しめたことでしょう。

 

IMGP6163 なお、さらに昔には、海をいく船に光をとどける灯台としても機能していたようで、その名残りでしょうか、土台まわりには灯篭が横たわっているのがわかります。

 

IMGP6197ケーブル駅からロープウェー駅の間には、ほかにも マヤ遺跡スポットがあるんです。この縦の道、その両サイドの空き地が、実はお店の跡。焼き芋、回転焼きに射的場と、お祭りでよくみる出店といったラインナップになっていたんですね。

 

 

IMGP6527さて、ようやく登山道の出発点にやってきました!
摩耶ロープウェー虹の駅から左手に始まる古道。この道は、旧天上寺へお参りするための道の一つで、今でも江戸時代の「町石」とよばれる道しるべが残っており、徒歩で摩耶山頂に登るためのメインルートとして登山客に愛されてきました。

 

IMGP6235町石といえば有名なのは高野山の金剛峰寺のものが有名だそうですが、お寺へ向かう参道という意味で共通していますよね。別名「町石卒塔婆」なんて呼ばれることからも、仏教との深い関わりがわかります。
ちなみに1町は約109メートル。住所で使われる「丁目」も、この単位が由来となっているのだそうです。

なお摩耶山の丁石には、途中空いている番号があり、すべて見つけると重要文化財級の価値があるんだとか。今も雑木林のなかに眠っているかもしれないんだそうです。みんなでいっしょに、レッツ・トレジャーハンティング!!

※国立公園内ですのでマナーをよくお守りください。

 

さて話が逸れましたが、ここでチェックポイントがお出迎えです!
それがこちら、「高尾大明神」

IMGP6200

IMGP6203うーむ、ちんまりとかわいらしくありながら、京都の伏見稲荷大社をほうふつとさせる赤鳥居の列。奥にはやはりお稲荷さんがおられ、お参りにくる人びとをしっかりと見据えてらっしゃいます。

 

IMGP6169そして掲げられているのは「交通安全」、ロープウェーと参道の出発点ということで、人びとのニーズにしっかりと応えられています。ちなみにここ、れっきとした現役の明神様。遺跡ではありませんので、ご注意くださいね。

 

さて、ここでクエスチョンです。
このあと私は、明神様をぐるりとまわって”あるもの”を発見します。
それはあらゆる人が興味をかきたてられずにはいられない、
それでいて身の回りでいくらでも発見できるものなのですが、

それではこの”あるもの”とは、一体、なんでしょうか!?
(テレレレテレレレテレレレテレレレレ〜♪)

 

 

 それでは正解をみていきましょう。
明神様、ちょっと後ろを失礼させていただきます。と、
IMGP6204

んん?

IMGP6204 2


IMGP6204 3

みなさんもうお分かりですね。
ということで、正解は「穴」、でした!

 正解者のみなさまには、摩耶ビューテラス702「モンテ702」で絶賛発売中の、
しゅげんくん人形をご紹介します!
IMGP6564

 

いっぽう不正解のみなさまは、ボッシュートです。
(テレッテレッシュルルルル〜♪)

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さて、CMのあとも引き続き、マヤ遺跡の道しるべを追ってまいります。
つぎのミステリーは、、、山の中のお花屋さん!?

(この〜きなんのき摩耶の大杉〜♪)

 

「摩耶山からの夜景デジタルフォトコンテストin摩耶ケーブルギャラリー」はじまりました!

木曜日, 12月 19th, 2013

今年8月〜10月に開催した「摩耶山からの夜景デジタルフォトコンテスト」の作品たちがケーブルに登場!

ケーブル車内とケーブル駅&虹の駅に、コンテスト入賞作品14点と投稿作品を展示。

12月19日(木)から来年2月末までの限定仕様のケーブルカーでぜひ夜景フォトの数々を楽しんでください!
(投稿作品は数が多いため一度に貼り出せませんので入替えを予定しています)

ケーブルフォトコンギャラリー

投稿した方は自分の写真がどこにあるのかを探すのも楽しいかも!

まやビューライン 冬の運行情報

火曜日, 12月 3rd, 2013

12月1日(日)より3月19日(水)までまやビューラインは冬ダイヤとなります。

土日祝日のケーブル最終便が20:00発と秋より早まりますのでご注意下さい。
定休日は火曜日となります。

ロープウェーは大規模更新工事のため、12/2(月)〜2/28(金)は運休いたします。
ケーブルは一年定期検査のため1/28(火)〜2/4(火)は運休いたします。

ロープウェー運休中もケーブルは元気に運行中!
元日は初日の出早朝運行いたします!(1月1日はケーブル始発6:30です)
また、ロープウェー運休期間限定でのケーブル運賃割引サービスなどもありますので、ぜひ冬の摩耶山行きにご活用下さい!!

詳しいダイヤや料金などはmayasan.jp内の「まやビューライン」ページや、「六甲・まや空中散歩」をご覧下さい♪

 

晩秋のスクープ!シェール槍からの紅葉を激写せよ!!

土曜日, 11月 23rd, 2013

IMGP5751
秋も深まり、木々の葉が紅く染まりはじめる頃。取材班(1人)に、とある情報筋から極秘の情報が寄せられた。
この季節、摩耶山の紅葉を楽しむために絶好なロケーションがあるという。その名は、シェール槍_。

 

報せを受けた取材班(1人)は、さっそく情報の真偽を確かめるべく「シェール槍」へと向かった。

 

シェール槍は、穂高湖のちかくに位置しているという。
ひっかかるのはもちろん、その名称だ。まさか湖のほとりにシェールさんの槍が刺さっているとでもいうのか。
いやまて、そもそもシェールさんとは一体何者なのか・・・

おっとしまった、危うく情報に踊らされてしまうところだった。とにかく行って確かめてみるしかない。話はそれからだ。

IMGP5452 そんな想いを逡巡(しゅんじゅん)させながら、我々取材班(1人)は穂高湖への入口に到着した。

 

IMGP5453 すこし歩くと、さっそく運命の分かれ道がお出ましだ。しかも二つ続く。どっちに行けばシェール槍に近づける、右か、左か_

真ん中を進んでみましょう。

IMGP5759IMGP5456 そのうち「穂高橋」に差し掛かった。右手には治水設備が大きく口を開ける。いよいよあのシェール槍に近づいてきた証とでもいうのだろうか_
おっと左にも広めの道があるぞ。ちょっとのぞいてみよう…

 

IMGP5773IMGP5772IMGP5771 綺麗だ…。おもわず顔がニヤけてしまうほど、心地良い秋の風景がそこには広がっていた。
ここのベンチに腰掛けて、陽が落ちきるまで大切な人と大切なひとときを・・・

などという想像も取材班(ひとり)には広げる余地がなく、ひきつづきシェール槍を目指し右手へ。

すると…

IMGP5459 あった、「シェール槍」の標識が!!
「あと10分」と示された矢印の先は・・・んん?

IMGP5779 IMGP5780 岩崖なのですが・・・。

いや、ここまで来たのだ、挑戦しなければ苦労してきた甲斐がない!!

というわけで、ガッシガッシ…IMGP5463

ガッシガッシ…IMGP5467

ガッsさすがは秘密のスポット。切り立った岩壁が行く手を阻む。このままではせっかく新調した登山靴が台無しになって_

IMGP5478 着いた。

「あと10分」の標識に違わず、ロッククライミング気分を味わいながらすぐに頂上に到達できた。足下への注意は必要だが、慎重に進めば登ることができる。これがシェール槍の頂。そしてぐるりと見渡せる長大パノラマは_

 

IMGP5802
真っ赤っか♡

…というより、緑の針葉樹林と色づいた広葉樹林とがモザイク状に山々を彩っている。
しばし見とれ、おもわず足下がおろそかになってしまった。
IMGP5795IMGP5496 すばらしい。これはすばらしいロケーションだ。
寄せられた情報は本当だったのだ。よかった。

 

IMGP5814 「シェール槍」という名前の由来だが、その前を通るシェール道は、明治時代に神戸にやってきたドイツ人のシェール氏が愛した道として名づけられている。
そこから伸びた槍のような岩山ということで、「シェール槍」となったのではないだろうか。
シェールさんは実在したのだ。

IMGP5785 このシェール槍が紅葉スポットとしても、また四季折々の山の表情をたのしむためにも格好の場所であることは確かだった。
日が傾きはじめたことを感じながら、私はふたたび登頂することを誓って岩肌をくだりはじめた。

IMGP5832IMGP5539IMGP5828 なおこの季節、穂高湖周辺ではシェール槍方面を中心に秋の摩耶山の紅葉を存分にたのしめる。
シェール槍への入り口は穂高湖周遊路のうえにあるので、行き帰りには穂高湖からの風景もオススメだ。

 

 

IMGP5924穂高湖・シェール槍へは…
掬星台より六甲山牧場方面へ道なりに進むと、15分ほどで穂高湖への入り口に到着します。
表示板に従い進んで穂高橋までまっすぐ、そこから右手に進めばシェール槍への入り口があります。
またシェール槍への入り口を過ぎて進むと穂高湖の周遊路につながります。
周遊路は400メートルほどですが、日没時間が早まっているため、時間に余裕を持ってお越しください。

摩耶山で音楽ピクニック♪〜アコースティックピクニック

金曜日, 11月 22nd, 2013

摩耶ケーブルの中が突如ギターとベースの演奏会場に!

 

アコースティックピクニック

ケーブルと楽器の、しっくりお似合い加減が素敵

 

11月9日(土)の昼下がりにケーブルに乗った方は、そんな風景に遭遇したことかと思います。

この車内演奏会、実は「摩耶山アコースティックピクニック」特別企画「摩耶ケーブルJAZZライブ」だったのです。

最大傾斜29度で行われる1ステージ5分のJAZZライブ。
そんなJAZZライブはきっと日本では摩耶山でしか無かったことでしょう!
さて、ケーブルで摩耶山上に移動してみると…。

改めましての摩耶山アコースティックピクニック。

アコースティックピクニック

 

リュックサックマーケットのスピンオフ企画、
ピクニック気分で音楽を楽しもう!というコンセプトで、山上のあちこちでゆる〜く音楽が漂います。

 

弾くのもよし、聴くのもよし、歌うのもよし、
楽器があれば楽しさ倍増!
アコースティックだったらライブしても練習しても
ただただ楽しく演奏していても何でもOK!

この敷居の低さとオープンさが、摩耶山ならではの音楽デー。

しかも楽器を持ってビューラインに乗れば割引!という『楽割(がくわり)』まであるんですから、これは楽器持参で行かなければっ。

 

アコースティックピクニック

さらりとギター演奏中!

 

アコースティックピクニック

沖縄の三線も登場!古今東西楽器が溢れます。

 

掬星台のデッキスペースではもうひとつの特別企画「Seek and Find Robert Johnson」を開催中!

アコースティックピクニック

青空に映えるギタリスト!

伝説的なアメリカのブルース歌手、ロバート・ジョンソン氏をフューチャー!
音源、ギター展示、弾き語りなど、様々な角度でロバート・ジョンソン氏に想いを馳せます。

 

アコースティックピクニック

ぐるぐる模様のフラッグがアコースティックピクニックのしるし。

音で溢れた摩耶山掬星台。
同日開催だった摩耶山リュックサックギャラリーによる様々な手づくり&アート作品の展示販売も、会場を賑やかに彩っていました。

 

 

おまけ:ちょっとの間、ビューテラス店内に横たわっていたベース!演奏者の方が休憩される間のお預かり。その存在感と高級感にドキドキしていたスタッフなのでした♪

アコースティックピクニック

近くだと想像以上に大きい!